【2021年最新調査】利用率が最も高いライブ配信アプリは「LINE LIVE」!男女の利用率の差は〇%もあるという結果に!?
若年層を中心にユーザーが年々増えているライブ配信アプリ。
芸能人やインフルエンサーのライブ配信を手軽に視聴したり、投げ銭を利用して応援ができることで人気のライブ配信アプリですが、新たなアプリがどんどん登場し利用者も増加傾向です。
▼参考記事「17Live」「Pococha」
ライブコマースは“オワコン”ではない 17LIVEトップが語る勝算
DeNAが次の事業の“柱”に据えるライブ配信「Pococha」、プロデューサーが語る急成長のワケ
また利用者だけでなく配信者も増加しており、コロナ禍での新たな小遣い稼ぎの手段として注目されています。
▼参考記事「17Live」
“ライバー(ライブ配信者)という職業”が6-8月のコロナ禍においても倍増 〜「17LIVE」がライバーの収入に関する調査を実施〜
本調査は、Z世代・ミレニアル世代に分類される若年層の興味関心や行動を理解し、今後のマーケティングコミュニケーションに活用するために行いました。
ライブ配信は、芸能人やインフルエンサーの配信を視聴すること以外に、一般のユーザーが配信を行うことも可能です。
近年では、ライブ配信をきっかけに有名になるという人も増えているようです。
アプリごとに様々な特徴があるライブ配信アプリですが、若年層はどのアプリを実際に利用しているのでしょうか。
本調査ではLINE LIVE、SHOWROOM、17LIVE、Pococha、BIGO LIVE、Mix Channel、Twit Casting、twitch、Mirrativの9メディアについて調査をおこないました。
▼各ライブ配信アプリの特徴についてはこちら
https://sorena.media/article/769
調査名:2021年冬季実施 若年層に関する定量調査
調査方法:オンライン調査(ネットリサーチ)
調査期間:2021年冬季
調査対象:15歳~24歳の男女800人
※職業別に、高校生・大学生・社会人(公務員・自営業を含む)・その他/フリーター(主夫/主婦・パート/アルバイト・無職を含む)と分類し、それぞれ男女100人ずつに調査を実施しました。
若年層の認知率および利用率が最も高いのは「LINE LIVE」
今回の調査では、各ライブ配信アプリについて若年層が「どのくらい知っているか=認知率」と、「どのくらい利用しているか=利用率」を調査しました。
全体の結果は以下のようになりました。
認知率および利用率が最も高いのは、「LINE LIVE」という結果になりました。
LINE LIVEはLINE社が運営しているMAU3,000万人の巨大プラットフォームで、LINEアカウントがあれば気軽に利用することができるということもあり、認知および利用している人の数が多くなっていると考えられます。
認知率が2番目に高かったのは「17LIVE」でした。
17LIVEは昨年より「吉田鋼太郎さん」や、”めるる”こと「生見愛瑠さん」を起用したTVCMを放送しており、そのことが認知率の高さに繋がったと考えられます。
また、利用率が2番目に高かったのは「SHOWROOM」でした。
「SHOWROOM」は、一般の配信者だけでなく”AKBグループ”や”坂道グループ”など現役アイドルによる配信がほぼ毎日行われており、そのことが利用率の高さに繋がっていると考えられます。
最もライブ配信を行っている人が多いのは「LINE LIVE」
本調査では「認知率」と「利用率」のほかに、「どのくらいの人が配信を行っているか=配信率」についても調査を行いました。
結果として、配信率の高いライブ配信アプリTOP3は、「LINE LIVE」「SHOWROOM」「Twit Casting(ツイキャス)」となりました。
この上位3メディアは利用率の上位3つと全く同じで、その他についても利用率のランキングと似たような順番となりました。
普段からライブ配信を視聴し利用する機会が多いメディアで、実際に自分でもライブ配信してみようという傾向があると思われます。
ライブ配信アプリの男女の利用率の違いとは?
ここではライブ配信アプリの利用率について、男女で利用率が異なるかを調査しました。
男女別でみると、利用している人の割合は「LINE LIVE」と「Twit Casting」を除くすべてのアプリで女性より男性が多いことがわかります。
このことから、ライブ配信アプリについては女性より男性の方が利用者が多い傾向があるようです。
男性と女性のアプリのランキングの違いを見ると、ほとんどは同じですが、「Twitch」と「Mirrativ」については男性と女性の利用率の差が大きくなっています。
この2つのアプリの特徴としては、ゲーム配信に大きく特化しているということがあります。
つまりゲーム配信という男性との親和性の高いコンテンツによって、このような男女の利用差が生じているものと思われます。
▼Twitchについて詳しくはこちら
https://sorena.media/article/610
ライブ配信アプリ利用率の職業ごとの差は?
ここではライブ配信アプリの利用率について、職業別で利用率が異なるかを調査しました。
高校生・大学生・社会人の利用率TOP3のメディアは、職業に関わらず「LINE LIVE」「SHOWROOM」「Twit Casting」という結果になりました。
利用率の数値を見てみると、社会人<大学生<高校生の順に利用率が高い傾向が出ており、より若い層の方がライブ配信アプリを利用していることがわかりました。
認知率と配信率に、男女別・職業別の差はある?
認知率の高いメディアTOP3については全て同じで、LINEユーザーによる利用が多い「LINE LIVE」、TVCMの放映によって大きく知名度を上げた「17LIVE」、芸能人や有名人による配信が充実している「SHOWROOM」にが、多くの人に知られているという結果になりました。
ただ認知の傾向としては、性別で見ると男性よりも女性の方が、職業別で見るとより若い人の方が認知率が高いという結果になりました。
職業別では認知率と利用率の傾向が合致しているのに対して、男女では「女性の方が認知が高い」のに対し「利用は男性の方が多い」というギャップが生じています。
配信率は、性別・職業に関わらず概ね利用率の高い「LINE LIVE」と「SHOWROOM」の2つが高くなっており、視聴しているメディアと実際に配信を行うメディアにある程度傾向があることがわかります。
ただ三番手にくるメディアはセグメントごとに異なっており、男性や高校生ではゲーム配信に特化した「Mirrativ」、女性や大学生ではライブ配信アプリのパイオニアの一つである「Twit Casting」、社会人では知名度の高さが特徴の「17LIVE」となっています。
まとめ
今回は若年層のライブ配信アプリの利用率や認知率を調査しました。
▼各ライブ配信アプリの特徴についてはこちら
https://sorena.media/article/769
今回の調査結果では、ライブ配信アプリの「認知率」にはCMの影響が、利用率には利用開始の手軽さが関係しているようでした。
またゲーム系の配信に特化している「Twitch」や「Mirrativ」では利用率に男女差が大きく見られるなど、アプリの特徴によっても様々な差が見られました。
▼Twitchについて詳しくはこちら
https://sorena.media/article/610
今回の調査で明らかになったように、若年層を中心にライブ配信アプリは今後も大きく盛り上がっていくと思われます。
利用率が上がっていくのか、新たなライブ配信アプリが登場するのかなど、今後の動向にも注目です。
調査名:2021年冬季実施 若年層に関する定量調査
調査方法:オンライン調査(ネットリサーチ)
調査期間:2021年冬季
調査対象:15歳~24歳の男女800人
※職業別に、高校生・大学生・社会人(公務員・自営業を含む)・その他/フリーター(主夫/主 婦・パート/アルバイト・無職を含む)と分類し、それぞれ男女100人ずつに調査を実施しまし た。
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