HOME MARKETING もう「ググる」は古い?!若年層(Z世代)がSNSを活用して情報収集方法とは?「タグる」、最新の「アカる」について徹底解説!

もう「ググる」は古い?!若年層(Z世代)がSNSを活用して情報収集方法とは?「タグる」、最新の「アカる」について徹底解説!

MARKETING 2021.07.09

現在一人一台携帯やスマホを持つのが当たり前となり、インターネットの利用も一般的となりました。わからないことや気になることがあれば、”Yahoo!Japan”や”Google”で検索する人が多いでしょう。

そして2010年代からTwitterやLINEが登場し、少しずつ若年層からSNSの利用が広がり、一般的となってきました。本メディアSORENAが実施した調査では、Twitterの利用率は79%、Instagramは63%と多くの人が利用しています(マーケティングリサーチ第1弾|若年層(Z世代とミレニアル世代)のSNS利用率)。

トレンダーズがSNS検索に関する調査を行ったところ、20代女性ではTwitter、Instagramともに「毎日かつ1日何度も検索する」という人が約3割いる結果となりました。


参照元:https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/36693/36693_01.jpg

SNSの利用が広がる中で、SNS上で検索する人も多いです。

その中で、若年層の女性の中では他の検索スタイルが主流になってきています。それは、”アカる”です。
今回は若年層の間で変化しつつある、検索スタイルについて解説していきます。

インターネット普及時の検索スタイル

1984年に日本におけるインターネットが始まり、1996年に”Yahoo!Japan”の日本語版のサービスが開始。このときの日本のインターネットの人口普及率はわずか3.3%です。

2000年には”Google”の日本語版が開始し、このときの日本のインターネットの人口普及率は37.1%。4年で普及率は12倍となり、インターネットの普及は急速に進んでいきました(https://www.daj.jp/history/internet/)。

その中で、日本人がわからないことを検索する場として、主流となったのが”Yahoo!Japan”や”Google”の検索サービスです。

一般的には"ググる"と言われ、多くの人がこれらの検索サービス利用してきました。

SNSが主流となって変化した検索スタイル

インターネットが主流となり、スマートフォンが登場した2010年代からTwitterやLINEが登場し、2021年となった現在では多くの人がSNSを利用するようになりました。

上記のトレンダーズの調査では、Twitterで検索する人が29.2%、Instagramでは28.3%と3人に1人が日々SNSで検索していることが伺えます。

さらに興味深い結果となったのが、Instagramです。年代性別別で結果をみると、20代女性が他の世代に比べて圧倒的に多いことがわかります。


引用元:https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/36693/36693_02.jpg
Instagramでは、1つの投稿にハッシュタグを最大30個付けることができます。
そのためハッシュタグを基に自分の知りたい情報を検索しています。それが”タグる”です。

しかし、現在SNSには情報が溢れており、検索しても正しい情報がどれか、またどれを参考にした方が良いかわからない人も多いのかもしれません。

そこで若年層の女性は、今までと少し違った方法で検索している人が増えています。

”タグる”が当たり前となったいま、新たな検索スタイルとは

Instagram の検索で使っている機能を調査したところ、上位3つは、「アカウント検索」(83.8%)、「ハッシュタグ検索」(82.8%)、「検索履歴」(82.8%)となりました。

1位のアカウント検索について他の年代と比較すると、女性30代が70.9%、40代が52.9%となり、20代と大きく差が出ています。


引用元:https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/36693/36693_03.jpg

次に「Instagramで何かの検索をし、もう少し詳しく知りたいと思ったときに、どんな行動をとることが多いか」を調査すると、「検索結果に表示された投稿を、さらにいくつか見る」(81.8%)、「気になる投稿をしているユーザーのプロフィールを見る」(75.7%)、「気になる投稿をしているユーザーの他の投稿を見る」(74.7%)の順となりました。


引用元:https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/36693/36693_04.jpg

調査結果から「何であるか」だけでなく、「誰であるか」の情報を重視していると言えます。実際に一般の投稿だけではなく、アカウントを閲覧し、自分に類似したユーザーや興味のあるものを探しているのです。これを”アカる”といいます。

「誰であるか」を重要とする理由として、信頼できる情報源となってくれるアカウントを求めているから」とも考えられます。

若い世代の検索スタイルは「ググる」(Google検索)から、ハッシュタグで検索する「タグる」(ハッシュタグ検索)へと進化したといわれていますが、これからはアカウントで検索する「アカる」といった概念が広まっていくかもしれません。

Instagramの機能の充実化

今年Instagramでは、地図検索機能が実装されました。

Instagram内で地図から近くの飲食店や観光スポット等を検索することができます。
地図をタップすると近隣のスポットや地図上の飲食店等が表示されます。まあ店舗情報と紐づいた過去来店した一般ユーザーの投稿が確認できます。

地図機能での任意のハッシュタグ検索機能を現在テスト中で、さらに検索システムの幅が広がっていくでしょう。

まとめ

今回は検索スタイルについて触れてきました。

サイトやSNSで情報があふれているなか、”Google”や”Yahoo!Japan”の検索サービスを利用する人もいますが、SNSを利用して検索する人も多いことがわかります。

ゼネラルリサーチが、「実施に商品やサービスを購入する際、SNSを参考にするか」を調査すると、10代では71.9%、20代では61.9%、30代では52.6%と多くの人がSNSの情報を参考にしていることがわかりました。


引用元:https://prtimes.jp/i/34834/54/resize/d34834-54-313633-4.png

SNS運用をすることは、パワーとコストが必要ではありますが、企業やブランドでSNSの運用を強化していくことで、商品やサービスの購入が見込めます。

またTwitterやInstagramでは新しい機能がどんどん追加されています。これらをうまく活用していくことで、アカウントにフォローしてくれた人に対して継続的に情報を発信し、興味を持ってもらうことも重要となってくるでしょう。
参考記事:https://markezine.jp/article/detail/36693