Clubhouse(クラブハウス)に代わる音声メディア「パラレル」の魅力とは?Z世代に話題のメディアを徹底解説!
2021年1月に音声ライブチャットアプリである、Clubhouse(クラブハウス)が日本でも利用が開始となり、Twitterでもトレンド入りをするなど、大きな反響をよんでいます。
2021年4月にはTwitter音声チャットツール Spaces(ツイッター・スペース)も利用開始予定となっており、音声メディアが広がりを見せています。
アメリカで約1,500人を対象に実施した調査(2020年1-2月)では、毎月オンラインで音声メディアを消費する割合は全体の68%となり、右肩上がりで伸びています。
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音声メディアの利用が広がる中で、いま日本のZ世代で利用が広がっているのが「パラレル」という音声SNSです。
本記事では、Z世代が毎日3時間も利用するという「パラレル」について解説していきます。
Z世代で流行っているパラレルとは?
パラレルとは、日本で生まれた音声SNSで、友達同士の共有スペース”ルーム”を利用してリアルタイムのコミュニケーションを楽しむことができる通話SNSアプリです。
引用元:https://cdn-xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01368/top.png?__scale=w:480,h:251&_sh=0a50e706a0
コロナ禍の影響でオンラインで友達とやり取りが増えた影響もあり、2021年1月時点で累計通話時間が、サービスリリース後約1年半で30億分(5,000時間)を突破しています。
利用者の約70%は20代半ばまでのZ世代が占めています。 2020年2月時点と12月時点を比較すると、利用者数710%増となっており、月間通話時間も660%増加と、若年層での利用の広がりをみせています。
通話しながら「UNO(ウノ)」や「大富豪 online」といったミニゲームを楽しんだり、YouTubeを一緒に視聴したりできるのが、特徴の1つです。
パラレルではどんなことができるのか。
パラレルのメイン機能は、主に5つあります。
1.友達がオンライン/オフラインかがわかるステータス機能
2.声色を変化させることができるボイスチェンジャー機能
3.ゲームしながらでも出来る快適な通話機能
4.気軽に友達を誘えるスタンプ機能
5.友達と遊べるパーティー機能
なぜ、若年層に広がりをみせているのだろうか。
パラレルの利用者の多くは特に何かをするために”ルーム”に入るわけではないため、入室してもほったらかしという場合も多く、友達が何人か揃ったら、ゲームを始めたり、一緒にYouTubeを見始める利用者が多く見受けられます。
Zoom等では時間を決めてオンラインで集まることが多いですが、パラレルではステータス状況がわかるので、アプリを起動しておいて、友達がオンラインになったら会話したりしています。
気軽に利用でき、楽しめるのも利用が広がっている要因の1つなのかもしれません。
さいごに
音声で繋がれる新しいSNSとして登場した”パラレル”。
コロナ禍で友達同士で気軽に遊べなくなったなか、新たなコミュニティの場として広がりをみせていました。
ゲームをしながら、YouTubeを見ながら等、多様化する趣味や嗜好にあわせた活用方法ができるのも若年層に広がりを見せている要因の1つではないのでしょうか。
今後、Z世代の新しいたまり場として、どのような広がりを見せていくのでしょうか。
参考記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000056314.htmlhttps://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01368/