HOME MEDIA 【最新版】Instagramは現在どのようなコミュニケーションの場になっているのか?利用者の行動とは?

【最新版】Instagramは現在どのようなコミュニケーションの場になっているのか?利用者の行動とは?

MEDIA 2020.12.24

Instagramの利用ユーザーは2019年6月時点で3,300万人を突破しました。若年層の利用率は63.0%であり、特に女性は75.3%となっています(SORENAマーケティングリサーチ第1弾より)。

またSNS上で広告接触して購入に至る利用者は、Instagramが最も多い結果となっています(SORENAマーケティングリサーチ第8弾より)。

近年では、IGTVの登場やショッピング機能、リール機能が追加されるなど盛り上がりをみせています。その中で、利用者はどのようにInstagramを活用しているでしょうか。

先日行われていたオンラインセミナー「House of Instagram」を基に解説していきます!

Instagramユーザーは何を起点にアカウントをフォローするのか。

日本の利用者は、ただ美しい画像をシェアするだけではなく、主体的かつ積極的に興味のある情報を検索し、コミュニティとつながる場としてInstagaramを活用しています。

実際にInstagramを日常的に利用している利用者は、自分の好きなハッシュタグをフォローしたり、虫眼鏡のアイコンで見ることができる「発見タグ」でおすすめされたブランドや商品を「ウィッシュリスト」に保存したりしています。

さらに保存した投稿を見返して店頭に出向いたり、商品を購入したりとアクションにつなげている利用者も多いです。

利用者の「好き」「欲しい」という主体的な気持ちが起点のプラットフォームになっています。

世界平均と比べて日本では検索が5倍!?

日本は他の国に比べて5倍多くのハッシュタグを検索しています。
ブランドにとって、Instagramを利用することにはどのような価値があるのでしょうか。


①喜びにつながる偶発的発見を創出できること。
42%の利用者が発見したブランドのことをより深く知るべく、プロフィールを訪れています。過去の投稿にさかのぼり、自分の好みに合う世界感なのかチェックする利用者が多くいるようです。

②コミュニティを通じて共感を醸成できること。
インフルエンサーは多くのファンを抱えて、コミュニティを作っています。そのインフルエンサーを起用することで、利用者が抱える悩みや日常の疑問を切り口に使い方を訴求することで興味関心を高めることができます。

③多彩なクリエイティブツールでブランドストーリーを多面的に伝達できること。
画像や動画をアップするSNSであるため、直観的に表現でブランドの世界感を伝える、非常にパワフルなツールとなっています。
Instagramの機能を駆使し、多面的に訴求することがブランドストーリーを伝える成功の鍵だといえます。

リール、IGTV広告機能の充実

今年リリースされた「リール機能」は、Instagramで最も力を入れて開発している機能の一つです。

エンターテイメントの創出・消費形態が変わりゆく中、誰もが短い動画を創り出して発見できます。ブランドにおいても商品の説明からバイラル動画まで、クリエイティブなコンテンツが続々と誕生しています。

現在もホーム画面にリール専用のタブを置くテストを行うなど、改良が続けられています。

また80%の人が製品またはサービス購入の判断を参考にInstagramを使っています。


Instagram ショッピングのコマース領域の利便性を高める試みも進んでいます。
ショッピングの機能をフィードやIGTV、ライブ、リールにも拡充予定となっています。

まとめ

近年、Instagramでは様々な機能が追加されてきました。アカウントを持つブランドは、様々な機能を駆使しながら、自社が持つ世界感を利用者へ伝えてきました。

他の国に比べて検索数が多い日本だからこそ、アカウントのブランディングが重要であり、そこからユーザーの「好き」「欲しい」を思わせることで、コミュニティを通じて、ブランドの価値を高めていくことができるのかもしれません。

現在、Instagramでは購買意欲の高い利用者が多いことを踏まえ、ARショッピング機能のテストが行われています。

これからInstagramの機能が増えていく中で、ブランドでどのようにInstagramでユーザーとの接点を持っていくのでしょうか。

参考記事:https://markezine.jp/article/detail/35005