HOME MEDIA 若年層(Z世代)の写真共有方法とそのポイントとは?次に流行るSnapchat・Tapnow・BeReal・Dispo・Pinterestの事例から徹底解説!

若年層(Z世代)の写真共有方法とそのポイントとは?次に流行るSnapchat・Tapnow・BeReal・Dispo・Pinterestの事例から徹底解説!

MEDIA 2023.01.24

Image by storyset on Freepik

若年層のコミュニケーションにおいて、写真を共有するという行為は大きな役割を果たしています。

この記事では、若年層が写真を共有し、コミュニケーションを取るフローを解説しつつ、今後どのようなSNSに注目すべきかを考察します。

写真共有のポイント

若年層が写真を共有する際に大切にしているポイントは以下の3つです。

・保存したい写真は、画質をできるだけ良く
・思い出に残したい写真は、後から振り返られるように整えて集約
・リアルタイムで見せたい写真は、ラフに時間限定公開

共通するのは「思い出を最善の形で残したい」という思いです。若年層は、精神的充足感を得ることに重きをおいて消費する「エモ消費」を行っていると言われていますが、思い出を最善の形で残すこともまた、精神的充足感を得る一つの手段だと考えられます。

▼詳しく解説している記事はこちら▼
なぜ現代の若年層は「エモ消費」を行うのか、など事例と共に徹底解説|SORENA

「思い出を最善の形で残す」には、写真そのもののクオリティ、写真の保管方法、写真の見せ方、など、多くの要素が関わってきます。テクノロジーの発展に慣れている若年層は、多くのツールを柔軟に駆使しながら、それぞれの要素に対してアプローチしているのです。

後述する写真共有方法は、一見手間がかかっていて複雑なプロセスに見えますが、最善を追求した結果だと言えるでしょう。

若年層で主流の写真共有方法とは?

ここからは、写真共有のポイントを踏まえながら、現在主流の共有フローを解説します。

①AirDrop

ポイント:「保存したい写真は、画質をできるだけ良く」

写真を撮影した後、すぐにAirDropを利用し、その場で写真を共有することを好みます。最大の理由は、後述する方法と比べて、撮影時の高画質を保持した状態で手間なく写真を共有できるからだと考えられます。

しかし、これではiPhoneユーザー同士に限られてしまったり、その場では共有するタイミングがなかったりするため、後述の方法と併用されます。

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人気カメラアプリの特徴を徹底比較!若年層(Z世代)は使っているのが当たり前?


②LINEのアルバム

ポイント:「保存したい写真は、画質をできるだけ良く」「思い出に残したい写真は、後から振り返られるように整えて集約」

AirDropで共有できた写真もそうでないものも、後からLINEのアルバムに追加し、仲間内に共有します。トークの参加者なら誰でもアルバムに写真を追加・保存できるため、撮影した写真を全て集約し、欲しい写真だけを各々が取っていくことができます。

アルバムは何個にも分けてつくることができるのが魅力です。例えば、同じメンバーで何度も遊びに行くと、それぞれの回のアルバムが蓄積され、後から思い出を簡単に振り返ることができます。

LINEのアルバムの難点は、画質が落ちてしまうことと、動画が追加できないことです。必要に応じて、オリジナル画質の写真や動画を送れるトークに直接送信することで、その悩みを解決しています。


(参考:アルバムを作成する|LINEみんなの使い方ガイド)


③Instagram

ポイント:「思い出に残したい写真は、後から振り返られるように整えて集約」「リアルタイムで見せたい写真は、ラフに時間限定公開」

最終的に写真が共有される場はInstagramになっています。2021年冬にSORENAが行った調査では、若年層でInstagramを利用しているのは65.8%、特に女性は79.0%で、広く利用されていることがわかります。

24時間で消えるストーリーズにはリアルタイムで載せたいものやラフに撮影したものを、フィード投稿にはしっかり残せるような整えられた写真を投稿します。投稿を公に公開するか仲間内のみで共有するかは、アカウントの公開設定や「親しい友達」機能で調整します。

写真に一緒にいた人をタグ付けし、その人に対してのメッセージや遊びに行った感想を文字情報として添えることで、コミュニケーションを取ることも多いです。

Instagramを見て、自分の持っていない写真を見つけた場合は、保存をしたいという旨を伝えます。ただ、InstagramのDMは画質が落ちるので、保存したい場合はわざわざLINEを介して送ってもらうことがあります。


(参考:How to share links on Instagram Stories)

写真共有に特化した新感覚SNS

ここまで若年層がどのように写真を共有してコミュニケーションを取っているかを解説してきました。そこに注目し、写真共有に特化した新感覚SNSが生まれ、若年層に好まれて使用されるようになっています。

以下に5つの写真共有SNSを紹介します。

<Snapchat>

ポイント:「リアルタイムで見せたい写真は、ラフに時間限定公開」

スナップと呼ばれる写真を、フレンドとの個人チャットに一斉送信して共有する機能が主軸となっているアプリです。広く利用されている海外に比べて日本のユーザーは少ないですが、位置情報を共有する別機能が注目されていることから、必然的に写真を共有する側面も今後注目されていくと考えられます。

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Zenlyサービス終了後はSnapchatとNauNauの競争?!若年層(Z世代)が位置情報共有機能を使いたい理由2つを徹底解説!|SORENA

感覚としてはInstagramのストーリーズに近いですが、スナップは数秒しか閲覧できず、リプレイも1度しかできません。そのため、写真が残る心配をせず、ストーリーズ以上に気軽なコミュニケーションを行うことができます。


(参考:Snapchat adds bitmoji reactions and threaded replies to chats)


<TapNow>

ポイント:「思い出に残したい写真は、後から振り返られるように整えて集約」「リアルタイムで見せたい写真は、ラフに時間限定公開」

フレンドから送信された写真がウィジェットとしてホーム画面に表示される写真共有アプリです。

ホーム画面がフレンドから送られた写真によって変化していくことを楽しむことができます。アプリを開いて相手の投稿を確認する作業がないため、手軽にコミュニケーションを取ることができます。

ウィジェットには最新投稿が反映されるため、ホーム画面上で写真を見れる時間は限定されていますが、送信履歴はアプリのタイムラインにも残るので、後から振り返ることも可能です。


(参考:“SNS疲れ”のZ世代を救う話題沸騰中の次世代SNSアプリベータ版10万DL突破の「TapNow」がAndroid対応に伴い正式版をローンチ!)


<BeReal>

ポイント:「思い出に残したい写真は、後から振り返られるように整えて集約」「リアルタイムで見せたい写真は、ラフに時間限定公開」

アプリから一日に一回ランダムで通知が届いた際に、2分の制限時間内に写真を撮って送信しなければいけないという機能が主軸となっているアプリです。

撮影の際は外カメラと内カメラの両方が同時に起動し、フィルターがかけられない状態で撮影されます。そして、その写真を投稿しなければアプリ内で他のユーザーの写真を見ることはできません。

また、投稿は毎日タイムラインから削除され、「メモリーズ」で自分の過去の投稿を閲覧することができます。

▼詳しく解説している記事はこちら▼
海外のZ世代に大流行中のリアルを曝け出すSNS「BeReal」とは?脱インスタ映えの経緯から


(参考:次にくるSNSは、“リアルな私”をシェアする「BeReal」!? 加工なしで楽しむ新感覚アプリに注目 - isuta(イスタ) -私の“好き”にウソをつかない。-)


<Dispo>

ポイント:「思い出に残したい写真は、後から振り返られるように整えて集約」

電子版使い捨てカメラとして機能するアプリで、アプリ内のカメラで撮影した写真を翌朝9時まで確認できません。撮影した写真はロールという名のマイページに「現像」され、他のユーザーに共有できるようになります。

他の写真共有SNSが持つ即時性を完全になくしていることが、不便な物・作り込まれていない物を「エモい」と感じる若年層の心を引いていると考えられます。

▼関連する記事はこちら▼
なぜ現代の若年層は「エモ消費」を行うのか、など事例と共に徹底解説|SORENA


(参考:【次のSNS】写真共有SNS「Dispo」が日本支社立ち上げ!Dispoってなに?)


<Pinterest>

ポイント:「思い出に残したい写真は、後から振り返られるように整えて集約」

これまで紹介したSNSとは異なり、自分の日常生活を共有するというよりは、作品としての写真を共有することが主軸となっているアプリです。例えば、コーディネートやヘアスタイル、暮らしの工夫や旅行先の写真など、雑誌のような役割を果たしています。

写真をピンとして投稿し、ボードに集約することができます。また、他のユーザーのピンを自分のボードに保存し、集約することができます。


(参考:【公式】初心者向け!ピンタレストの使い方 入門ガイド | Pinterest Japan 公式ブログ)

まとめ

若年層の写真共有によるコミュニケーションについて、理解は深まりましたでしょうか。

写真共有をする際、若年層が大切にしているポイントは以下の3つです。

・保存したい写真は、画質をできるだけ良く
・思い出に残したい写真は、後から振り返られるように整えて集約
・リアルタイムで見せたい写真は、ラフに時間限定公開

今後、写真共有に着目したSNSは、これらのポイントのいずれかを叶えている、もしくは正反対である意外性から、若年層の心を引くSNSに成長していくと考えられます。

若年層の写真共有文化に、これから注目してみてはいかがでしょうか。