なぜプロモーションにTwitterが欠かせないのか|ユーザーが生み出す「会話」の効果とは
プロモーションにおいて、SNSをうまく活用することは非常に大切です。
SNSによって特徴やユーザー層が異なるため、各SNSの特徴を理解した上でコミュニケーションプランや投稿文、投稿素材を検討することが重要です。
今回は2020年12月9日に行われた、CCI Evening Live!『マスデジタル』を考える~なぜマスプロモーションにTwitterが欠かせないのか~のセミナー内容をもとに、Twitterの特徴やTwitterコミュニケーションについて解説していきます。
セミナー概要
【セミナー概要】
■日時 :2020年12月9日(水)17:00~18:00
■タイトル:CCI Evening Live!『マスデジタル』を考える
~なぜマスプロモーションにTwitterが欠かせないのか~
■会場 :Zoomウェビナー
■登壇者 :Twitter Japan株式会社 国定希生氏/株式会社サイバー・コミュニケーションズ 岸岡勝正氏/
株式会社Quark tokyo オノダタカキ氏
Twitterの現状
Twitterユーザー数は世界で1億8700万となっており、日本でも多くの人が利用しています。
日本では、通勤通学の時間帯のツイートが多いことが特徴です。
このことから、日本ではTwitterがとても馴染み深いSNSであることがよくわかります。
SNSごとにそれぞれ特徴がある中、Twitterの主な特徴は下記3点が挙げられます。
特徴1、ユーザー層が幅広い
Twitterは幅広い世代が利用しており、若年層の利用が目立ちます。
特徴2、興味関心によるつながりが深い
ユーザーが偏っているというイメージを持つ方もいるのではないかと思いますが、実際はユーザーの興味関心が多岐に渡っており、興味関心ごとにコミュニティが形成されています。
特徴3、ユーザー間のコミュニケーションが生まれやすい
ひとつのコンテンツに対して、各クラスターが異なる切り口での盛り上がりを見せ、議論や会話が生まれやすいことが大きな特徴です。
Twitter施策、広告の指標は?
Twitter広告やTwitterでの施策をおこなった場合、何を一番の指標として結果をみれば良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
多くの場合、どのくらいの反応や広がりが得られたかという指標として、エンゲージメント数やリーチ数を用いると思います。
プロモーションの方法として、会話を生ませるためにカンバセーショナルという方法を用いることがあります。カンバセーショナルは、画像または動画カードと一緒にハッシュタグを1つ以上設定して、会話を生み出す方法の1つです。
この場合、エンゲージメント数やリーチ数ももちろん大切ですが、どれくらい会話が生じたかという指標として「コストパーカンバセーション」を考えることが重要です。
※コストパーカンバセーション:1カンバセーショナルあたりのコスト。コスト÷カンバセーショナル数で算出
前述の通り、会話や議論が生まれやすいことがTwitterの特性のひとつです。
その特性を活かし、施策や広告によってどのような会話をどれくらい生み出せたのか可視化できると良いでしょう。
成功事例
二項対立にすると会話が生まれやすいTwitter上では常に様々なキャンペーンが日々おこなわれています。
実際に多くの会話を生み出した成功事例を紹介します。
某食品メーカーは、プロモーションとして自社商品2つを「○○派or△△派」に分け投票を募り、ユーザーに討論させる仕組みを作りキャンペーンを盛り上げました。
長期間の投票期間を経て、多くの投票を得ました。インフルエンサー投稿等も活用し、ユーザーを飽きさせなかったことも盛り上げた要因のひとつです。
このように、○○派or△△派という二項対立の形は、ユーザーの会話を生み出しやすく盛り上がる傾向にあります。
二項対立以外に、会話を生み出す工夫として、
特にハッシュタグは、商品名やタレント名が入っているものは広がりにくい傾向があるため、なるべくTwitterのトンマナに寄せることでユーザー間の会話を生み出しやすくします。
「会話や議論を生み出す」というTwitterの特徴をうまく活用し、
1、何をメッセージにしたいのか明確にすること
2、オーディエンスにどのような会話をしてほしいのか逆算して考えること
この2点がTwitterコミュニケーションの成功においてとても重要です。
まとめ
本セミナーに参加し、Twitterの特性である「ユーザーが生む会話」の重要性と、その特性を活用することがプロモーション成功の近道であると理解できました。
訴求したい層にどのような「会話」を生み出してほしいのかを逆算し、Twitterならではのアプローチ方法を考えることが大切です。
他SNSとは異なる方向性で、バズとブランディングの両立を図れることがTwitterを使ったプロモーションの利点であると考えます。
【セミナー概要】
■日時 :2020年12月9日(水)17:00~18:00
■タイトル:CCI Evening Live!『マスデジタル』を考える
~なぜマスプロモーションにTwitterが欠かせないのか~
■会場 :Zoomウェビナー
■登壇者 :Twitter Japan株式会社 国定希生氏/株式会社サイバー・コミュニケーションズ 岸岡勝正氏/ 株式会社Quark tokyo オノダタカキ氏