HOME PROMOTION 【最新版】地方自治体PR動画4選!話題化する動画に新傾向?

【最新版】地方自治体PR動画4選!話題化する動画に新傾向?

PROMOTION 2020.12.10

今やSNSをうまく活用することはプロモーションとして欠かせない要素になっています。
特に若年層はYouTubeを毎日視聴する人も多く、また旅行先を検討する際には予約サイトのみならずSNSで検索する傾向にあります。

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自治体に興味を持ってもらうためにはYouTubeを利用することが有効であるといえます。
そのため、町の魅力を訴求するための手段として、オリジナルのPR動画を制作しYouTubeで公開する自治体が増えています。

これまでは、いかに自治体の魅力を外部の人に伝えることができるかと、ユーモアが特に重要視されていました。

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しかし昨今は、観光客が減ってしまった町の人々自身を盛り上げるためのものや、新たな観光エチケットを提案するものなど以前とは少し傾向が変わってきました。

GoToトラベルキャンペーンの期間延長も決定し、再び観光地を盛り上げていくために各自治体はどのようなプロモーションをおこなっているのでしょうか。

本記事では、そんな今の状況を配慮し工夫され制作された動画事例を紹介していきます。

1.鹿児島県鹿児島市
みんなで踊りたくなるダンスPR動画「まってるし鹿児島市」

鹿児島県鹿児島市は、踊りながら市内の見どころを巡る観光PR動画「まってるし鹿児島市」を公開しました。

<内容>

ユニークな演武で人気を集める鹿児島実業高校男子新体操部が、鹿児島市民とともに踊ります。
外出自粛の影響で観光客が減ってしまった鹿児島市に、西郷どんに扮した男子新体操部が登場。名産物「しろくま」や「黒豚」を紹介し観光地を巡りながら、最後は市民の皆さんが集まって新体操部と一緒にダンスを披露します。

公開2か月足らずで、動画再生数は12万回を超えています。

<コンセプト>

タイトルの「まってるし」には3つの想いが込められています。
1、みなさまが鹿児島市でおいでくださるのを待っている
2、市民がとの市区踊る(=舞っている)
3、コロナ禍が無事に落ち着く日を待っている

観光客の皆様が鹿児島に訪れる日を心待ちにする気持ちを楽しいダンスで表現しています。

2.愛知県
感染症を防止し安心安全な旅行を楽しむための観光PR動画「Warm Welcom Aichi!」

愛知県は、コロナ禍の今旅行者に安心安全に観光を楽しんでもらうための観光PR動画を公開しました。

<内容>

「徳川家康と服部半蔵忍者隊」のメンバーが、新しい旅のエチケットを実践しながら県内の魅力を巡る旅に出発します。 名古屋城・豊川稲荷などの名所や、八丁味噌料理・五平餅などの名物を多数紹介しながら、ソーシャルディスタンスの保ち方や施設内に入る前の検温消毒といった旅のエチケットを実践する内容です。

<コンセプト>

観光・ショッピング編「美観の旅」と食事・宿泊編「美食の旅」の2つの動画に分かれた構成で、各観光地や宿泊施設での感染症予防のための行動を提案し観光客が安心して旅行を楽しめるような内容になっています。

3.大分県日出町
リボンを通じて町民を笑顔にするPR動画「しあわせリボンの町」

大分県日出町は、幅広い世代に人気の国民的キャラクター「ハローキティ」がリボンを通じて町民を笑顔にするPR動画「しあわせリボンの町」を公開しました。

<内容>

ドラマ篇では、ハローキティのメッセージをきっかけに町民がリボンを作って身に着け町全体がリボンで一色に。日出町の小学生達は画用紙で、お弁当屋さんは昆布でリボンを作ったりと様々なリボンが日出町の皆さんとともに登場します。

ダンス篇では、リボンを身に着けた町民がハローキティと一緒にダンスを披露します。
町民総勢600人がダンスに参加しました。

<コンセプト>

人口2万8千人の小さな町でありながら、屋外型サンリオキャラクターパーク「ハーモニーランド」がある唯一の町であることを訴求し日出町の魅力を発信しています。

ふるさと納税の賛同者の支援を得て制作され、町の魅力を伝えるPR動画としてはもちろんのこと、コロナ禍で学校行事が縮小されてしまった小学生達の思い出を作るという役割も担っています。

実際先生方から「子供たちの記憶に残るイベントになって良かった」という声が上がったそうです。

4.群馬県高崎市
高崎市の農業の魅力を伝える農業系YouTubeチャンネル「農Tube高崎」

群馬県高崎市は、ブランドシティプロモーションとして、高崎市の農業の魅力を伝える「農Tube高崎」チャンネルを開設しました。

<内容>

農業高校出身の男女2人が、畑の土を耕すところからスタートさせます。
単発動画ではなくチャンネルのため、まっさらな畑から収穫できるまでを動画で追えるようになっています。

<コンセプト>

農業における労働人口減少などの日本農業が抱える問題を解決するきっかけとして、農業に興味を持ってもらうことを目的としています。

高崎市で生産される農作物にスポットを当て、実際に農業に就労される方のお話やプロならではの技術、農業の裏話など様々な農業にまつわるコンテンツを発信し農業の魅力を伝えるチャンネルになっています。

「農Tube高崎」のTwitterアカウントも立ち上げ、2020年3月にはプロモトレンドを実施しました。1,000万インプレッション、2万7,000リツイート、1万1,700いいねを達成し、YouTubeチャンネル登録者とTwitterフォロワー数の増加に大きく寄与したといいます。

まとめ

自治体PR動画は、これまでは個性を活かしインバウンドの集客を狙う名目で作られたものが多く、ユーモアが特に重視されていました。

しかし最近では、外出自粛の影響を大きく受けた観光地が、町の皆さんとともに再び盛り上げていこうという気持ちが特に伝わる動画が多くなってきています。

新しい生活様式を取り入れた観光地での過ごし方の提案も大切な要素となっており、ここ数か月でPR動画の形式も変化していきました。

自治体PR動画の効果と戦略についてはこちらから。
【自治体PR動画の成功例3選!戦略と効果を解説】