マーケティングリサーチ第2弾|若年層(Z世代とミレニアル世代)のSNS利用頻度と利用時間
前回の記事では、若年層のSNS利用率について明らかし、YouTube・LINE・Twitterの利用率が特に高いことがわかりました。
マーケティングリサーチ第1弾|若年層(Z世代とミレニアル世代)のSNS利用率今回は、若年層が1日の中で実際にどれくらいの頻度でSNSを利用(起動)しているのか、どれくらいの時間利用しているのかを調査しました。
1日の利用(起動)回数の最も多いSNSはLINEとTwitterであり、利用時間の長いSNSはYouTubeであることがわかりました。
職業と性別で利用回数と利用時間にどのような特徴があるのか明らかにしていきます。
利用頻度の高いSNSは?
YouTube・Twitter・Facebook・Instagram・TikTok・LINE・その他SNSそれぞれについて、どれくらいの頻度で利用(起動)しているかを調査しました。
1日の利用(起動)回数について、最も多いSNSはLINEとTwitterで90%以上が1日に1回以上利用すると回答しました。
InstagramとYouTubeについても80%以上が1日に1回以上すると回答しており、若年層にとってSNSが生活の一部になっていることがわかります。
利用時間の長いSNSは?
1日の利用時間について、他のSNSに大きく差をつけてYouTubeの利用時間が最も長いことがわかりました。
1日1時間以上利用する人が50%以上おり、動画視聴を目的としたYouTubeの特性を表しています。
次いでTwitterとInstagramの利用時間が長いことがわかりました。
YouTube
YouTubeの利用頻度と利用時間は男女間で差が見られました。
男性のほうが女性より利用回数も多く、利用時間も長いことがわかりました。
職業別では高校生の10%近くが1日30回以上利用、5時間以上利用しており1日複数回長時間利用していることがわかりました。
頻度時間ともに、年齢が上がるにつれ減る傾向にあることが明らかになりました。
Twitterは女性のほうがより利用頻度が高く長い時間利用する傾向にあることがわかりました。
しかし男性女性ともに1時間未満という回答が最も多く、短時間での利用が目立ちました。
職業別でみると、高校生の利用頻度の一番高いSNSはTwitterであり、約半数が1日10回以上利用(起動)していることが明らかになっています。
頻度と時間ともに、男女差はみられませんでした。
職業別では、利用(起動)回数の有意差はみられませんでしたが社会人の利用時間が一番長いことがわかりました。
男女別では、男性のInstagram利用時間は半数が30分未満であることに対し、女性のほうが利用時間が長い傾向にあることが明らかになりました。
職業別では、大学生の利用頻度が最も高く、90%以上が1日1回以上利用していることがわかりました。
LINE
男女別では女性のほうが1日の利用時間が長いことがわかりました。
職業ごとの大きな差はみられませんでしたが、利用回数でみると男性女性ともに一番利用頻度の高いSNSはLINEであることが明らかになりました。
まとめ
LINEとTwitterは若年層の90%以上が1日1回以上の利用、YouTubeとInstagramも80%以上が1日1回以上利用していることが明らかになり、若年層にとってSNSは生活の一部になっているといえます。
次回は、“どのような目的でSNSを利用しているのか”を解説していきます。
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調査名:2020年夏季実施 若年層に関する定量調査
調査方法:オンライン調査(ネットリサーチ)
調査期間:2020年夏季
調査対象:15歳~24歳の男女800人
※職業別に、高校生・大学生・社会人(公務員・自営業を含む)・その他/フリーター(主夫/主婦・パート/アルバイト・無職を含む)と分類し、それぞれ男女100人ずつに調査を実施しました。
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