HOME MARKETING 若年層(Z世代・20代)のお金事情を徹底解説!実はコスパ重視でも消費に前向き?!若年層の消費行動やコロナ禍前後の消費意識の違いを紹介

若年層(Z世代・20代)のお金事情を徹底解説!実はコスパ重視でも消費に前向き?!若年層の消費行動やコロナ禍前後の消費意識の違いを紹介

MARKETING 2022.04.08

これまで、SORENAでは若年層の「トキ消費」や「エモ消費」などの消費行動について解説してきました。また、「推し消費」のように若年層特有の消費理由があることも紹介しています。

しかし、使えるお金が限られている若年層は、実際どこまで消費に前向きなのでしょうか。

この記事では、若年層が「お金」に対してどのような意識を持っていて、どのような消費を行っているのか解説します。

お金の使い方は「将来重視派」と「現在重視派」に二極化?!

2022年に20代を対象に行われた調査によると、「ひと月あたり生活費以外に使っている金額」について、81.5%の人が3万円以下という結果が出ています。また、4万円〜10万円使う人も14.3%おり、趣味や遊びに重点的にお金を使っている層がいることもわかります。


(参考:20 代の金銭感覚についての意識調査 2022)

2021年に、「将来重視派(今は楽しむことを我慢し、将来のために貯金したい)」か「現在重視派(将来のことより、今を楽しむためにお金を使いたい)」かを調査したところ、「どちらでもない」と答えた割合について、20歳以上のZ世代が他の世代に比べて圧倒的に少ないという結果が出ました。

これらの調査から、お金に対する価値観が「将来重視派」と「現在重視派」で二極化していることがわかります。


(参考:貯金アプリfinbee(フィンビー)、貯金・コロナ前後のお金に関する調査実施コロナ禍で世帯貯金額300万円以上が増加)

若年層は何にお金を使いたい?

「将来重視派」と「現在重視派」にわかれている20代ですが、何に対して消費意識を持っているのでしょうか。

2022年に20代を対象に行われた調査では「お金をかけたいと思うこと」について男女ともに「旅行・観光」が一位となっていました。また、女性は男性と比較して「美活」「推し活」にお金をかけたいと思っていることがわかります。


(参考:20 代の金銭感覚についての意識調査 2022)

ただ「旅行・観光」については、コロナ禍での消費行動をしづらい状況だったため、「リベンジ消費でお金をかけたいと思うもの」という質問でも1位となっています。


(参考:20 代の金銭感覚についての意識調査 2022)

それでは実際の消費金額は減っているのでしょうか。

2021年に行われた調査では、20代の63%がコロナ禍でお金の使い道は「増えた」と回答しました。これはお家時間をより充実して過ごすための出費だと考えられます。


(参考:コツコツ頑張ってる!貯金をしている20代の約半数が「貯金額は50万円以上」(Suits-woman.jp) - Yahoo!ニュース)

また、2021〜2022年の調査では20歳の半数近くが「買い物は楽しい」と答えており、若年層全体にもこの傾向は当てはまると考えられます。それと同時に、「流行でも合わなければ買わない」「必要なものだけは買う」「コストパフォーマンスを求める」という回答が上位に並び、厳選して消費していることも伺えます。


(参考:『若者のライフスタイルに関するアンケート調査』コロナ禍の若者、「コスパ」は過去のもの?消費・生活・未来いずれも「自分」を重視する傾向に 20歳のいまの悩みは「今後の未来」、今年は「趣味」を積極的に取り組む)

まとめ

「将来重視派」の人も「現在重視派」の人も、それぞれの価値観に合わせて設定された限られた予算の中で、無駄を省きつつも、消費に前向きな姿勢で楽しんでいると考えることができます。

コロナ禍においても、コロナ禍が明けても、その時に実現可能な範囲で最高の「充実した消費」が若年層の求めているものだと言えます。

そして、今の若年層が年齢を重ね自由に使えるお金が増えても、コスパ重視の消費行動が変わらない可能性が考えられます。消費に対して敏感で、どのようにお金を使っていくかのビジョンもはっきりしている今の若年層に対して消費を促すのは、今の大人とは比べ物にならないぐらい難しくなるでしょう。

「充実した消費」体験を与えることが、今後のマーケティングにおけるポイントなのではないでしょうか。