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マーケティングリサーチ第5弾|若年層(Z世代とミレニアル世代)は何にお金を使っているの?

MARKETING 2020.11.06

現在モノ消費からコト消費へと時代の流れが変わっているとよく耳にしましたが、皆さんは何にお金を使うことが多いでしょうか。

色々なモノゴトが多様化して選択肢が広がっている現在、若年層は何にをお金を使うことが多いのでしょうか。

18-24歳の男性は趣味の物品購入、女性は衣服など身だしなみを整えるものにお金を使用していることが本調査でわかりました。

今、若年層が何にお金を使っているか高校生、大学生、社会人、その他職業・フリーター男女100名ずつに行った調査結果を解説します!

調査概要

今回は15-24歳の男女を対象に高校生、大学生、社会人、その他職業・フリーターへ向けて、1か月で何にお金を使用するかを選択項目からランキングをつけて調査を行いました。

■選択項目

  • 衣服など身だしなみ
  • 食事会/飲み会
  • 友達との遊び
  • 旅行
  • 化粧品などのヘアケアアイテム
  • 趣味の物品購入
  • イベントやそのグッズ
  • ゲーム課金
  • サブスクリプションサービス
  • その他
  • 選択肢から1-4位までランキングをつけ、1位×4、2位×3、3位×2、4位×1として、それらを合計して全体の割合を求めています。

    若年層が最もお金を使っているのは何か?

    15-24歳男女の調査結果では、1か月最もお金を使うのは”趣味の物品購入”が16.9%、次いで”衣服などの身だしなみ”16.2%となった。

    若年層の購買ランキング 1. 趣味の物品購入 16.9%
    2. 衣服などの身だしなみ 16.2%
    3. 友達との遊び 16.2%
    4. 食事会/飲み会 14.4%
    5. 化粧品などのヘアケアアイテム 7.6%
    6. 旅行 5.0%
    7. イベントやそのグッズ 4.9%
    8. サブスクリプションサービス 3.1%
    9. ゲーム課金 3.0%
    10. その他 13.3%


    上位2つはモノ消費であり、趣味の物品購入や衣類などのお金を消費していました。
    また3、4番目の友達との遊びや食事会/飲み会などのコト消費であった。

    コト消費をするために自分の好きな物や身だしなみのためのものを購入し、3-4番目の消費行動に至っているとも考えられる。

    さらに性別、職業別で深堀りするとどのような結果となるでしょうか。

    女性は身だしなみを整えるものにお金を使っている?

    男女別で1か月の購買行動を追っていくと、次のような結果となりました。
    男性が一番購買しているのは”趣味の物品購入”、女性は”衣服などの身だしなみ”でした。
    男性は自分の好きなモノを購入するためにお金を使い、女性は自分の身だしなみを整えるための衣服に最もお金を使っている結果となりました。

    男性は”趣味の物品購入”に最も使用していました。2,3番目に多い消費行動は”友だちとの遊び”や”食事会/飲み会”であり、女性と同じ結果でした。
    女性よりも多くお金を消費していたのは、”ゲームの課金”や”サブスクリプションサービス”でした。男性は、自分が楽しむためにお金を使用している傾向にあると言えます。

    また女性は自分の身だしなみのため衣服にお金を最も使用していますが、”化粧品などのヘアケアアイテム”は4番目に多い結果となっており、身だしなみを整えるが、化粧品よりも友達との遊びや食事会/飲み会にお金を使用している傾向にあります。

    高校生は趣味、大学生は遊び、社会人は衣服にお金を使っている!

    職業別で1か月の購買行動を追っていくと、次のような結果となりました。
    高校生で最も購買行動が多かったのは“趣味の物品購入”、次いで“友達との遊び”でした。
    大学生は“友達との遊び”が最も多く、次いで“衣服など身だしなみ”、社会人は“衣服など身だしなみ”で、次いで“食事会/飲み会”でした。



    高校生は趣味、大学生は遊び、社会人は衣服にお金を使っている!

    全体、男女別、職業別のランキングを比較すると、次になります。


    男女ともにモノ消費が1位なのに対し、大学生は友達との遊びとコト消費での1か月で多くお金を使っている結果となりました。職業が高校生、大学生、社会人と上がっていくにつれて身だしなみにかける消費が増え、趣味や友だちとの遊びでの消費行動が減少している傾向ありました。

    まとめ

    若年層マーケティングでは若年層の消費行動を理解することで、どうしたら商品購入に至るかのヒントとなります。男女ともモノに1か月お金を使用することが多い結果となり、これらの消費行動を理解することで関連した商品を打ち出すと購入する可能性も高くなります。

    次の記事では、若年層が”モノ”を購入するきっかけは何かの調査結果の解説をしていきます。

    また若年層の広告への意識の定量調査(記事のリンク)も合わせて参考にすると、より若年層の購買に繋がりやすい戦略を立てることができるでしょう。

    Z世代とミレニアル世代の違いを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

    「Z世代」とは?マーケター必見!いまさら聞けないZ世代とミレニアル世代の違いや特徴を徹底解説!

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    <調査概要>
    調査名:2020年夏季実施 若年層に関する定量調査
    調査方法:オンライン調査(ネットリサーチ)
    調査期間:2020年夏季
    調査対象:15歳~24歳の男女800人
    ※職業別に、高校生・大学生・社会人(公務員・自営業を含む)・その他/フリーター(主夫/主婦・パート/アルバイト・無職を含む)と分類し、それぞれ男女100人ずつに調査を実施しました。

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