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大流行の「サブスク」ビジネス!大学生へのアプローチ方法~大学生のサブスクお財布事情や定番サブスクも徹底解説~

TREND 2020.07.29

サブスク(サブスクリプション)とは、消費者に継続的にサービス利用料を支払ってもらうビジネスモデルです。

サブスク型のビジネスモデルに使うマーケティング手法も確立されつつあります。

今回は、サブスクリプションビジネスで大学生に向けた施策を考えるために、大学生のお財布事情や定番のサブスクリプション、重要なポイントを紹介していきます。

サブスクの事例は、こちら記事で紹介しています。

【2020最新版】こんなものまで?!個性派おすすめサブスク5選!

■大学生がサブスクに費やす金額の月平均は?



まず、大学生が1ヶ月でサブスクに費やす金額の平均を確認します。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2020年1月10日~21日の12日間、若年層の傾向を見ていくために高校生や大学生1000人を対象に「10代の金銭感覚についての意識調査2020」を行いました。(一部引用)

定額制サービス(動画配信や音楽配信サービスなど、利用期間に応じて支払いが発生するサービス)の利用をしているか尋ねる調査が行われたところ、「している」は22.6%、「していないが、したいと思う」は30.6%で、この2つを合計した『前向き(計)』は53.2%でした。

15歳〜19歳の半数以上がサブスクを利用することに前向きであることが明らかになりました。


また、大学生の一月あたりの平均収入額は35,897円です。
前向きに定額制サービスを利用したいと考えているものの、コストパフォーマンスの高さを感じている10代がまだ多いのかもしれません。

同調査において、定額制サービスを利用している人(226名)を対象に、定額制サービスにひと月でいくら使っているか尋ねたところ、「500円~1,000円未満」(40.3%)と「1,000円~2,000円未満」(31.9%)に回答が集中しました。平均は1,189円です。



■大学生に定番のサブスクリプションは?


SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が行った調査で、月額・定額制の使い放題サービスで、大学生の利用経験者が多いものは、「音楽配信」(64.2%)と「動画配信」(57.5%)だと分かりました。
音楽や動画の配信をサブスクで楽しんでいる人が多いようです。

また、RooMooN株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:浜内 久乃、以下RooMooN)が運営する女子大生・女子高生マーケティング集団「Trend Catch Project 」も、若年層女性100人を対象に「テレビおよび有料動画配信サービスの利用実態」を調査しました。

結果、アンケートを受けた女子大生・女子高生のうち、約8割が「動画配信サービスを利用したことがある」と回答しました。


大学生にとって定番の動画サブスクリプションサービスには、「Amazonプライム」や「Netflix」があります。

Amazonプライムには、学生向けの年会費を半額にする「Prime Student」というメニューが用意されています。

Netflixは英語字幕に対応しているため、語学の勉強をしたい学生に人気です。料金プランも、3タイプから選べます。

音楽サブスクリプションサービスでは、「Spotify」や「LINE MUSIC」が定番です。

Spotifyは有料会員数が1億人を超える世界的に有名な音楽ストリーミングサービスで、5000万曲以上を収録しています。

LINE MUSICは、LINEの着信音やBGMとして楽しめる「LINE 着うた®」や「BGM」などのコンテンツを提供しており、コミュニケーション手段の一つとしても利用されています。


■大学生に向けた施策を考えるうえで重要なポイントとは?

サブスクリプションビジネス流行の背景には、「所有」から「利用」へ、「モノ」から「コト」へという消費者ニーズの変化があります。

大学生はZ世代に当てはまるため、この傾向をより強く持っているといえるでしょう。(Z世代についてはこちら


ここでは、大学生に向けた施策を考えるうえで重要なポイントを紹介します。

【1】お得感の醸成

大学生は、洋服・ランチ・飲み会・化粧品・サークルにお金を費やします。そのため、定期的にモノやサービスを使用したいと思っていても、お金と相談になるケースが多々あります。
大学生に、サブスクに加入すればお得だと感じさせることが大切です。

加入する際の金銭的ハードルを下げる取り組みで成功している具体例には、従来レンタルを担ってきたTSUTAYAやGEOなどの存在があります。「レンタルするより安い」、「サブスクの方が安い」のように、月額費に対するネガティブな感情をなくすことが大事です。

【2】利用シーンから逆算して考える

大学生が音楽や動画コンテンツに触れるシーンから逆算して、サービスにつなげる方法もあります。

音楽アプリを例にとると、音楽イベントなど親和性の高いものと連動させることで、サービスを利用する動機を作ることができます。気に入ったアーティストが出演するイベントの、予習・復習に使いたいというニーズがあるからです。

動画サブスクリプションでは、「共有の話題を持ちたい」というニーズを掴んだ施策も効果的だと考えられます。

例えば、コンテンツを1話無料で、未加入の友人にシェアできるサービスを行っている企業もあります。

【3】アーティストを応援できる仕組みをつくる

アーティストを支援する気持ちでCDを買う大学生は多いそうです。
好きな人や好きなものにはしっかりとお金をかけるのも、若年層の特徴なのです。

月額を抑えて好きなアーティストの曲だけ聴き放題にするプランを実施したり、利益がアーティストに還元されるとPRしたりすることで、より広い層にアプローチすることができそうです。

「AWA」などの一部サービスは、すでにこの方法を取っています。

【4】サブスク内の広告ををなくすことも1つの手

多くの人が「広告はない方が嬉しい」という認識を持っています。
以下、広告に対する若年層のコメントを紹介します。



・YouTube動画の前に出てくるアンケートは適当に回答して飛ばしてしまう。提供動画が嫌。(女性・21歳・実家暮らし)
・動画広告を読み込むための通信料がかかることが気になる。広告なしで快適に使うためなら、広告のない有料アプリを使っても構わない。(男性・23歳・実家暮らし)
・なぜ無料なのかを考えれば、無料サービスに広告が入るのは仕方ないと思う。有料版に広告が入るのは許せない。

「広告が流れている時間=視聴者にとっては暇」であることを逆手にとり、動画に挟む広告をシリーズ物にしたり、ドラマ形式で続きが気になるような仕掛けにしたりなど、見せ方を工夫することで好感度が上がる可能性もあります。

参考資料:【若年層のサブスク】動画はコンテンツ、音楽は視聴スタイルで利用サービスが分散する傾向

【5】ユーザーに見たいと思われる番組を作る

動画配信サービスを選ぶ際、大学生が重視する項目は「観たい番組があるかどうか(48.6%)」「金額(25.7%)」「配信ジャンルの多さ(22.9%)」です。
サービスを選ぶときには、各サービスの特色と自身のニーズがマッチしているか吟味していることがうかがえます。

参考資料:JD・JKの番組視聴スタイルは「ながら見」が新常識!女子大生・女子高生マーケティング集団「Trend Catch Project」が、「テレビおよび有料動画配信サービスの利用実態」を調査

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