HOME TREND LINE タイムラインがLINE VOOM(ライン ブーム)に一新!これから若年層(Z世代)にどう利用されていく?

LINE タイムラインがLINE VOOM(ライン ブーム)に一新!これから若年層(Z世代)にどう利用されていく?

TREND 2022.01.07

日本一のSNSプラットフォーム「LINE」のタイムラインが「LINE VOOM」に一新されたことをご存知でしょうか?日本で1000万人近くのユーザーが利用しているTikTok(ティックトック)や、人気動画プラットフォームYouTubeも「YouTubeショート(Shorts)」の機能を追加するなど、Z世代を中心に流行中のショート動画。2021年11月、メッセージアプリ「LINE」にもこの「ショート動画」を投稿、閲覧できる機能が追加されました。

LINE VOOMとは?

メッセージアプリ「LINE」がリリースした、タイムラインを一新した新しい動画プラットフォームです。TikTokやYouTubeショートのように、短い尺の動画を投稿・閲覧できるサービスです。 LINEアプリのタブに表示され、LINEを使用している人なら誰でも気軽に使うことができます。


(参考:LINE、動画プラットフォーム「LINE VOOM」をAndroidにて提供開始 LINEアプリ内「VOOM」画面上で、ショート動画の視聴・投稿を楽しもう! | ニュース | LINE株式会社)

旧タイムラインとの違いは?

今までタイムラインが表示されていたところに表示されるようになった「LINE VOOM」タブの中には「おすすめ」と「フォロー中」という2つのタブがあります。

「おすすめ」には、フォローをしているか否かは関係なく、自身の動画視聴傾向に基づいたおすすめの動画が表示されます。TikTokの「おすすめ」タブと原理は同じなので、馴染み深い人も多いのではないでしょうか。

「フォロー中」が旧タイムラインに当たる機能です。今までタイムラインには自分のLINEの友達の投稿が表示されていましたが、ここでは「LINE VOOMをフォローしている人」の投稿やストーリーが表示されます。おすすめタブや検索、友達のプロフィールページなどからフォローする人を探すことができます。

「友達」とは切り離された機能であるため、LINE VOOMを初めて開いた際に友達のVOOMをフォローするか否かを選択することができ、LINE VOOM内でフォロー・フォロー解除をしても「友達」には一切影響がありません。

Z世代にとって「ショート動画」は超身近?!

若年層にとって今まで身近だった代表的なショート動画サービスに「YouTubeショート」「Instagramリール」「TikTok」などが挙げられます。Z世代に行った調査では、週に5日以上視聴する人がTikTokだと64.7%、ショートやリールも35%という結果があり、ほとんど毎日チェックするような身近なコンテンツであることがわかります。


(参考:もう止まらないZ世代のショート動画人気。週5日以上視聴は3割超、TikTokだと7割近くに【サムライト調べ】(Web担当者Forum) - Yahoo!ニュース)

LINE VOOMの楽しみ方は?

LINE VOOMは、元々LINEを利用をしているユーザーなら持っているアカウントでそのまま楽しむことができる手軽さを持ち合わせるため、ショート動画が身近な若年層にこれからどんどん利用されていくことが予想されます。


(参考:LINE、動画プラットフォーム「LINE VOOM」をAndroidにて提供開始 LINEアプリ内「VOOM」画面上で、ショート動画の視聴・投稿を楽しもう! | ニュース | LINE株式会社)

利用方法はTikTokなどとほとんど変わらず、
・様々なジャンルのおすすめの動画を見る
・お気に入りのクリエイターをフォローする
・フォローしている人の投稿した動画を見る
・投稿へのいいね・コメント
・自分で投稿する
・投稿をシェアする
・広告をつけて収益化する
などの機能を利用して楽しむことができます。

収益化するためのプログラムとして「LINE VOOM CREATORS」が用意されており、条件として「フォロワー500人以上」「直近1ヶ月の再生時間が50時間以上」とされています。
(参考:LINE VOOMで収益を得るには? )

明確に収益化の条件が分かっていないTikTokや、「直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上」「チャンネル登録者数が1,000人以上」「18歳以上であること」「広告掲載に適したコンテンツであること」といった収益化の条件が厳しいYouTubeと比べて、収益化の条件がクリアしやすいことでも注目を集める可能性があります。
(参考:YouTubeの収益化の条件や種類と、再生数に頼らない収益化の方法とは? - BASE U|ネットショップの開設・運営・集客のノウハウを学ぼう)

まとめ

既存のショート動画主体のプラットフォームと比べてLINE VOOMは、
・若年層の利用率が94.0%にも及ぶLINEをやっている人はすぐに始めることが出来る
(参考:SORENA 2021年マーケティングリサーチ)
・収益化の条件が明確
という特徴があります。

LINEマンガやLINE MUSICなど、LINE内の各サービスとの連携した動画コンテンツの展開も予定されていて、LINE VOOMならではのコンテンツが生まれることが期待されています。

爆発的な拡散力を持ち音楽に合わせたコンテンツが得意なTikTok、新規視聴者をチャンネル登録に誘導しやすいYouTubeショート、他の投稿機能と併用してアカウントの世界観を表現できるInstagramリールなど、既存のショート動画主体のプラットフォームにおいてショート動画はそれぞれの役割を果たしています。

LINE VOOMを企業が利用する場合、すでに持っている公式LINEアカウントで友達以外のユーザーにリーチし、友達登録に誘導するといった方法で利用される可能性が高いのではないかと考えられます。他のプラットフォームに登録していないもののLINEだけは見るユーザー層へのリーチが可能なのも魅力です。

今のうちにLINE VOOMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。