HOME PROMOTION eスポーツを活用した、若年層(Z世代)向けプロモーション事例3選|中学生のなりたい職業第2位。今注目のコンテンツ

eスポーツを活用した、若年層(Z世代)向けプロモーション事例3選|中学生のなりたい職業第2位。今注目のコンテンツ

PROMOTION 2020.07.17

2018年に流行語対象にノミネートされてから、日本でも注目を浴びるようになったeスポーツ。 プロeスポーツプレイヤーも続々と生まれ、若年層憧れの職業にもランクインしました。 現在では様々な企業のプロモーションにも活用されています。

本記事では、伸び続けるeスポーツ市場で、若年層をターゲットにどのようなプロモーションが行われているのかということを、事例と共に説明します。

eスポーツとは?ー若年層に大人気

対戦型ゲームをスポーツとして捉えたものです。「eスポーツ」は「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」を略した呼び方です。 eスポーツは近年、特に若年層に人気のコンテンツとして注目を集めています。
2019年には、「プロeスポーツプレイヤー」が男子中学生の「将来なりたい職業」第2位にランクインしたほどです。

(参考:ソニー生命 中高生が思い描く将来についての意識調査2019

プレイヤーも若い人が多く、2019年に開催されたシューティングゲーム「FORTNITE WORLD CUP 2019」では、16歳の少年が優勝しました。 賞金総額が賞金300万ドル(約3億2000万円)に上ったことも話題を呼んでいます。

(参考:FORTNITE WORLD CUP 2019 )Fortnite | World Cup


eスポーツファン“5Gの追い風”を受けますます増加傾向に

(参考:株式会社 KADOKAWA Game Linkage 2019年日本eスポーツ市場規模は60億円を突破。

2019年の日本eスポーツファン数(試合観戦 ・動画視聴経験者)は前年比 126%の483 万人でした。
この数値は今後もさらに伸びると予想されています。
大会数の増加や5Gの登場により、eスポーツ大会の配信環境が更に改善される見込みがあるからです。

大会視聴数が増えればそれだけ多くの若年層へリーチできるため、 eスポーツは魅力的なプロモーションの場として、様々な企業に注目されています。


eスポーツを活用したプロモーション事例

eスポーツを活用したプロモーションに、すでに乗り出した企業はたくさんあります。

なかでも特に話題を呼んだ事例を紹介していきます。
どの事例も現在実施中なので、終了してしまう前にチェックしてみると新たな学びがあるかもしれません。

あの世界的ブランドが参入。 eスポーツ×GUCCI

(参考:FNATIC×GUCCI GUCCI〔Fnatic X GUCCI 〕オンライン限定ウォッチ | グッチ公式通販

2020年6月に世界的ファッションブランド「GUCCI」が、ロンドンを拠点とするプロeスポーツチーム「FNATIC」とのコラボレーションを発表しました。
GUCCIのブランド「グッチダイブ」に「FNATIC」のロゴや、チームカラーのオレンジとブラックをデザインに採用し、100名限定で販売するという内容でした。

「FNATIC」は2004年に誕生したプロのeスポーツチームで、欧州で人気のゲームタイトル「リーグ・オブレ・ジェンド」などの有名タイトルを多数獲得した強豪チームです。
世界中に熱狂的なファンがいることでも有名です。

「GUCCI」は今回の「FNATIC」とのコラボを期に、ブランド「グッチダイブ」をテーマにした新しいゲームの開発も発表しました。

ゲームが好きな若年層をターゲットに、新たな市場の開拓へ乗り出しています。

日本の国民的キャラクターとのコラボレーション eスポーツ×サンリオ

(参考:FNARIC×hello-kitty Fnatic Shop – FNC x Hello Kitty x Champion

先ほどご紹介したプロeスポーツチーム「FNARIC」は、サンリオキャラクター「ハローキティ」とも2019年にコラボしました。

「FNARIC」はアパレルを含めたグッズ展開を積極的に行っています。
ハローキティとのコラボレーションは、日本での市場拡大を狙って行われたそうです。

コラボデザインは、選手が着るユニホームやキャップに施されました。

eスポーツでよく使われるヘッドセットを着用した“ゲーミングハローキティ”や、トレードマークの赤いリボンが採用されています。

ゲーム大会上位プレイヤーは実車をドライブできる。 eスポーツ×ランボルギーニ

(参考:ランボルギーニ Esports

ランボルギーニは2020年5月、世界的なeスポーツ大会「リアルレーシング」と提携し、ランボルギーニ車種限定のeスポーツ大会を開催すると発表しました。

リアルレーシングで勝ち上がった上位プレーヤーは、イタリアのランボルギーニの本社に招かれ、ランボルギーニ公式ドライバーからトレーニングを受けることができます。
加えて、実車のレーシングカーをサーキットで運転する権利も与えられます。

実在する車を、ゲームの世界で運転できる時代になりました。
ランボルギーニは、ゲームの世界で若年層にアプローチを重ね、将来彼らに実際の製品を購入してもらうこと狙っているのです。

今後も様々なブランドやアーティストが 続々とeスポーツの世界へ進出する流れに。

世界的なブランドが、eスポーツの世界をで若年層にアプローチする動きが活発化しています。

(参考:Travis Scott Travis Scott and Fortnite Present: Astronomical (Full Event Video)

アメリカの人気ラッパーTravis Scottは2020年4月に、シューティングゲーム「FORTNITE」で、ライブ形式のコラボイベントを実施しました。
FORTNITEのゲームメーカー「Epic Games」によると、1,230万以上のユーザーがこのイベントに同時接続したとのことです。

ユーザーはゲーム上でのプロモーションに好意的な印象を抱く傾向があります。
プロモーションをただ”視聴”するのではなく、ゲームを通し自分ごととして”体感・体験”することができるからです。

自社のブランド製品をゲームの世界で再現し、それをプレイヤーに使ってもらうプロモーション手法を活用する企業は、今後も増えていくと予想されます。