広告に起用したいVTuberとは?人気キャラクターやタイアップ事例を紹介
2017年後半から急速に注目を集めているVTuber。
その勢いは止まらず、2019年5月時点でその数は8,000人を突破しました。
今回はVTuberが結局何者なのかを解説した後、プロモーションでタイアップを行った事例と得られた効果を紹介します。
VTuberとは?”中の人”って何?
VTuberとは、バーチャルYouTuberの略称です。
アニメにはないリアルな動きが特徴で、3DCGのキャラクターが人間のように話す、歌う姿は、日本のみならず海外からも注目を集めています。
キャラクターのリアルな動きは、モーションキャプチャという技術によって実現されています。人間が手足に特別な装置を装着して動かすと、キャラクターに同じ動きが反映されるシステムです。
当てる声には、声優を起用している場合と、機械で出している場合の2パターンがあります。
つまり、Vtuberの”中の人”は動きの担当と声の担当の2人がいるケースも少なくありません。
YouTubeチャンネル登録者数から見る人気VTuber一覧
人気のあるVTuberは有名YouTuberにも引けを取らず、多くのフォロワーを獲得しています。
ここでは、株式会社ユーザーローカルの「ユーザーローカルバーチャルYouTuberランキング」から、YouTubeのチャンネル登録者数上位10人を紹介します。
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ファン数トップ10 (VTuber 8,000人中)
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1位 キズナアイ 257万人 (※ゲームchは137万人)
2位 輝夜月(かぐやるな) 95万人
3位 ミライアカリ 74万人
4位 電脳少女シロ 62万人
5位 猫宮ひなた 50万人
6位 田中ヒメ・鈴木ヒナ 43万人
7位 ゲーム部プロジェクト 42万人
8位 ヨメミ 37万人
9位 月ノ美兎(つきのみと) 34万人
10位 YuNi 27万人
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1位のキズナアイはVTuberの先駆け的存在であり、単独イベントを何度も成功させています。
また、登録者数は200万人を超えており、YouTuber全体の50位以内にをキープし続けています。(2020年6月時点)
人気VTuberとのタイアップ事例
すでに多くのファンを持つ人気VTuberは、インフルエンサーとして大きな影響力を持っています。彼らをタイアップで起用すれば、より多くの人にリーチすることができます。
実際にVTuberを起用したキャンペーンがこちらです。
・ローソン×キズナアイ
ローソンは、キズナアイとのタイアップ動画を公開しました。
キズナアイがローソンの店員に扮するというもので、 動画は公開から2ヶ月で33万回再生を突破。限定グッズも非常に人気で、売り切れが相継ぎました。
ローソン キズナアイグッズページ:https://www.lawson.co.jp/lab/entertainment/art/1374598_5839.html
キズナアイYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UC4YaOt1yT-ZeyB0OmxHgolA
・日清食品×輝夜月
日清食品は「日清焼そばU.F.O.」のCMに、Vtuber四天王の一人と言われる輝夜月(かぐやるな)を起用。
マキシマムザホルモンの楽曲に加え、同商品の「濃い濃いソース」の特徴を輝夜月がシャウトするという激しい内容の動画で、SNS上で話題になりました。
2019年3月からの公開から5ヶ月で420万再生を突破しました。
日清焼そばU.F.O.公式サイト:https://www.nissin-ufo.jp/
自社オリジナルVTuber
タイアップではなく、オリジナルのVTuberを創る企業も増えています。
キャラクターを一から作成するため、自社ブランドのイメージに合わせたデザインや設定ができることが大きなメリットです。
また、既存のインフルエンサー起用時に起こりうるようなスキャンダルやSNSでの炎上がなく、企業のイメージダウンのリスクが低いことも挙げられます。
・サントリー 燦鳥ノム(さんとりのむ)
燦鳥ノムYouTubeチャンネル:
燦鳥ノムは、キャラクターデザイナーのヤスダスズヒト氏によるサントリー公式のVTuberです。
世界のどこかにあるという『水の国』からやってきた、120歳(2020年6月時点)の好奇心旺盛なお嬢様という設定で、”歌ってみた”動画を中心に、YouTube上に動画を投稿しています。
燦鳥ノム公式サイト:https://www.suntory.co.jp/enjoy/socialmedia/nomu/
・茨城県 茨ひより(いばらひより)
「いばキラTV」YouTubeチャンネル:
地方自治体初の公認VTuberで、同県が運営するYouTubeチャンネル「いばキラTV」のアナウンサーとして活動を開始しました。
知事定例記者会見では、茨ひよりの起用前はおよそ1万2000人だった「いばキラTV」のチャンネル登録数が、起用後約9ヶ月で、3万人を突破したことが報告されました、
彼女はYouTube配信以外にも、eスポーツプレ大会でのアシスタントMCなど外部のイベントやメディアでも活躍し、広告換算額にすると、およそ2億4,000万円の経済効果をもたらしたと言われています。(参考「知事定例記者会見における発言要旨190419」)。
知事定例記者会見における発言要旨190419:http://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/hodo/press/19press/p190419.html##3
今回は、VTuberを起用した企業のプロモーションを紹介しました。
VTuberは海外にも注目される、新しいジャンルのインフルエンサーです。
今後の動向に注目しましょう!