新型コロナウイルス(Covid-19)の外出自粛の影響で、10代のLINEの利用が活性化!
LINEのユーザー数は2011年6月のサービス開始以来、うなぎ登りに上昇しています。 今やLINEは、国内の月間アクティブユーザー(MAU)数8,400万以上(※1)を誇り、日本の人口の約66%以上(※2)が利用する、コミュニケーションに欠かせないツールになりました。
また、利用者数増加に伴い、メインのトーク機能の他にもLINE スタンプやLINE ポイント、LINE ゲーム、LINE Payなどの様々なサービスも追加され、日常生活にはかかせないアプリになったといえるでしょう。
※1:LINE社調べ 2020年3月末時点
※2:月間アクティブユーザー÷日本の総人口(総務省統計局2019年2月1日時点)
「LINE」利用動向に関するレポート
2020年から新型コロナウイルス(COVID-19)が流行し始め、外出自粛に伴い、家で過ごす時間が以前よりも増加しています。
2020年2月頃から日本でも、深刻化している新型コロナウイルスの影響により、LINE上で行われるコミュニケーションにも顕著な変化がみられました。 そこで、臨時休校やリモートワーク、外出自粛など、様々な措置が取られるようになった2020年3月と、同年2月の利用動向を比較したデータを、LINE社が公開しています。
LINE社は、東日本大震災などの緊急時には、被災エリアでメッセージ送受信量が急激に増加したなど、これまで利用者の暮らしの変化に合わせてコミュニケーションにも変化が見られたと発表しています。
LINE全体のコミュニケーションの変化
2020年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、臨時休校やリモートワークが増加したのは前述の通りです。
LINEのグループコミュニケーションでやりとりされるメッセージの総数(テキスト、LINEスタンプ、画像の送信数合計)は前月比で29%増加しており、LINEを使ったグループコミュニケーションが活発になりました。
グループコミュニケーションの活性化
グループチャット内で交わされたメッセージの総数は29%増加し、グループ通話の利用回数も62%と大幅に増加しました。
対面でのコミュニケーションが困難な状況下では、グループ全体で会話できるグループ通話の利用が大幅に増加することがわかります。
LINEの利用動向の変化
10代のLINE内アクションの増加
3月以降、LINE内のアクションは増加傾向にありましたが、特に10代の利用傾向には著しい変化が見られました。
LINEスタンプの送信数は全世代で21%上昇していましたが、10代では65%と大幅に上昇していました。 また、LINEビデオ通話の利用回数についても、全世代で34%、10代では80%も上昇し、LINEスタンプ以上に、利用される回数が増加しました。
これは、3月上旬から学校は臨時休校措置をとり、学校で友達と会うこともなくなったことから、LINEを介した会話が活発化しためであると考えられます。
近年、若年層の間ではInstagramのチャット機能を利用したコミュニケーションがメジャーになりつつありました。 しかし、、臨時休校の影響で、友人と直接会話ができなくなったため、LINEのビデオ通話を使って、複数人でコミュニケーションをとる人が増加したのではないでしょうか。
また、20代を過ぎると、PCを所有している人も多いため、Zoomを使ってコミュニケーションを取ることもできます。 10代よりもLINEでのコミュニケーションが盛り上がらなかったのは、そのためだと推測できます。
LINE NEWSを活用して、最新情報をキャッチ
LINENEWSは、最新情報を発信するアカウントで、2020年2月時点で月間アクティブユーザー(MAU)6,900万人を誇ります。最新のニュースを8本にまとめた「ダイジェスト記事」の画像を、1日3回LINEメッセージ機能を通じて取得することができます。
LINE NEWSでは、新型コロナウイルスの感染拡大に関する最新状況も掲載しています。
各地で外出自粛の措置がとられた3月末(3月27日~3月29日)には、すべての年代でLINE NEWSの利用者が急増しました。 3月のPV数はそれまで最高記録であった125億を超え、140億を突破しました。また月間アクティブユーザー(MAU)数は、7,100万人で過去最多となりました。
また、2月末以降、ニュース記事をLINEのトークへとシェアする動きが全世代で加速しており、特に休校要請があった2月27日には、前日比1.5倍のシェアがありました。
LINEの検索機能(LINE Search)の利用の変化
新型コロナウイルスに対する関心の高まりを受けて、LINEの検索エンジンである、LINE Searchの利用も大きく増加していました。 具体的には、「新型肺炎」「コロナ」を含む検索ワードの使用率が急増したとのことです。
10代では前日比5倍、20代では4倍、30代では2倍以上となり、ここでも10代ユーザーの関心の高まりが浮き彫りになっています。
まとめ
新型コロナウイルスによる外出自粛により、対面コミュニケーションが難しくなった中、自粛期間中のコミュニケーションも変化し、LINEの利用動向を比較することでそれが明らかとなりました。
これまで、LINEはコミュニケーションツールとして活用されてきましたが、LINE NEWS等の最新情報を得ることができる場へと変化してきています。
最新の情報を得る場としてLINEが活用させるようになったため、今回新型コロナウイルスの自粛期間中の利用動向のが変化したのだと考えられます。 今後、より一層緊急時のコミュニケーションツールとしてLINEは欠かせない存在になっていくでしょう。
LINEは今後、新型コロナウイルスに関するものだけでなく、様々な情報を得るためのツールとしても活躍していくでしょう。
LINEは他にも、新型コロナウイルス関連の様々な取り組みを行っているので、是非チェックしてみてください。
https://linecorp.com/ja/covid19/
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